nyantfeの冒険記

リーマン夫と嫁の旅行と日常をつらつらと。

鈴の音が聞こえた。

鈴の音が聞こえた。

※旅行関係でない、めちゃ私情の話しです。
読みたくない方は飛ばしてください。








先日私の祖父が亡くなりました。
私とは違って、めちゃイケメン、海外の人のようで彫り深かった。
スポーツ大好き、書道では師範レベルで、
まさに文武両道でした。
祖母とよくカメラとりに旅行いったりとよく動く元気なじぃじでした。
正月には、毎年恒例の祖父祖母による口喧嘩笑
ほんまいくつになっても毎年していて、みんな慣れていましたね笑

そんな祖父は、肺ガンで見つかったときにはステージ4でした。
そこからよく頑張ったと思います。
2年ぐらいかな?闘病して、走りきりました。

最後の1週間は、何回も顔を見に行ってきました。


亡くなる2日前には元気に喋ってて、
手を握り返して、また明後日くるからね!!
てバイバイしたのに、
その2日後にはめちゃ苦しそうな姿で、
まさにマラソンしてるような姿でした。

肺をめちゃ広げて空気を吸おうとしてて、
あばらの下がひくひくしてて、
めちゃくちゃ苦しそうで、痛そうで、
そんな姿見たらどう声かけてええんかわからんくて、ただただ手を握ってた。


その時、祖母から聞いた話で、
意識ある中で、二つ選択肢があって、
1.薬で眠るように亡くなることもできる。
2.苦しむけど最後まで頑張ることもできる。
と言われて、
最後まで苦しむけどがんばる!て決めたて聞いた。

薬なら楽かもしれんけど、
みんなとの話できなくなる可能性があるんだと言われたそうで、それが嫌だったみたい。
めちゃくちゃかっこいいやんけ。
めちゃくちゃがんばるやん…。



そんなん聞いたら
泣かへんて決めてたのに止まらんくて、
嫁が泣いてる!いうたら



祖父は、ギューーーーて、
力強く握り返してくれて…。



目は見えてないし、
喋れないけど、
でも聞こえてた。

だから話そうて思ったけど、
言葉がつまって、
全然出てこなくて、、、
泣きながら必死にありがとう!て伝えました。





その翌朝に亡くなったていう連絡が入りました。



気づくと自然に泣いてて、呆然としてました。


とりあえずすぐ向かいました。

祖母から、昨日祖父はおれら夫婦を待っててくれたみたいで、俺らが帰った後に寝たらしくて、そのまま眠るように亡くなったんだと。




昨日は仕事やったけど、
切り上げてほんまに行けて良かった。

嫁が自分の祖父を亡くした時、
会いに行けなかったこと、
伝えたいこと伝えられなかったことの後悔があったと前々から話してくれていたので、
嫁と共に会いにいきました。
嫁に感謝です。


会いに行く時、葬式の時、ずっと空が綺麗でした。


雨だったのが晴れたり、夕焼けが海外のようでした。
不思議でしゃーなかったけど、
神様が用意してくれたんかな?と思います。



葬式も終わって無事祖父を送り出せたかな?とか考えていた翌日のことです。





嫁と洗面所で、ドライヤーをしている時に、
「チリーーン、チリーーン」とはっきり近くで二回鈴の音がなりました。


嫁も聞いてて、
2人で「え!?」てなりました。



ドライヤー中やのに?
こんな夜中やのに?
家の中で聞こえる?





なんやろか??と調べてみると
けっこうみんな体験しているようでした。
鈴の音の種類で決まるらしいです。



「シャンシャン」という音は悪霊だったり、警告音とのことでした。
「チリンチリン」という音は守護霊の音らしく、近くにきたよ。という意味があるそうです。
これを2人で調べて、祖父が話ししてたから来たのかな?
それとも嫁の祖父が来たのかな?
と。
というのも嫁は、祖父に私の祖父のことを救ってやって!と願ったそうで、
そして私はまだ嫁のおじいちゃんのお墓へ行けておらず挨拶出来ていませんでした。
その一週間後にお墓参りをして、挨拶してきました。


そこからは鈴の音も何も聞いていません。


祖父を安心させるためにも前向いて、
自分の人生生きないとな!と強く思ったし、
やりたいことを出来るうちにするということを教えてくれました。


大富豪とかじゃあなかったし、
喧嘩ばかりの家庭やったやろうけど、
葬式であんなけ色んな人がきて泣いてくれたんやから人に恵まれたええ人生やったんやろうな。


こんなこと書くのはどうかと思いましたが、
不思議な体験をしたので、
共有したく残すことにしました。


前向きに生きていきます。